大そうじのショック2007/12/27

空のある住まい
今日、明日、2日にわたり大そうじ。                                                                     掃除で毎回慎重になるのが、模型の埃とり。                                                               模型は露出の状態で本棚の上とかに置きっ放しになっているので、すぐにホコリまるけになる。                                                                             今日も慎重に模型達のホコリをとっている最中、パリッという感触が。。。                                               「ゲッ!」                                                                                    模型の一部が折れてしまった。                                                                       慌てて、スチノリで補修。                                                                            模型は実現したものから、イメージ段階の物まで全部で20個くらいある。                                             そろそろ置場が少なくなってきたので古い物から捨てなければと思っているんだけど、それぞれ愛着があるのでなかなか決心がつかない。                                                 ―――――――――――――――――――――――――――――――                                            破損した模型は上の写真の模型。                                                                     もう、12年も前に作った作品。(建物そのものよりも戦闘機が結構印象に残るようで、私の友達は「戦闘機が突っ込んだ家」という風に今でも話している、、が、残念ながら家に突っ込んではいません。)                                                           某イメージコンペに提出した作品であるが、用途は一応住宅です。                                                  住宅は、そこに住む人が主役で、その人の思いや歴史、これからのライフスタイルが現われる物でノーマルな住宅の形なんてない。                                                       建築そのものは重要ではない。                                                                       。。。なんていう事を考えていて、「空に恋し焦がれる、元パイロットの住まい」という極端な形で表現した物。                                                                     だから、この作品は戦闘機無しでは成立しないものです。                                                        実際、建築のデザインも戦闘機と空をどう関係付けて表現するかだけを考えていた。                                                                                    それにしても、今見るとあまりにもストレートすぎるデザインで、正直下手くそ。                                                                                        よくもまぁ、選んでいただいたものである。                                                                後で話を聞くと、一度は落選したらしく、最終選考で落選作品の中から審査員で建築家の鈴木了二さんが、審査委員長の黒川記章さんが渋るのを横目に見ながら、拾い出してきてくれたようです。                                                              ありがたい。                                                                                  という思い出の作品。