余白な一日2 ― 2007/11/16
昨日は、午前中から以前いた事務所の竣工見学会があり人形町へ出かける。
見学会の後「よし梅」というねぎま鍋で有名な魚河岸料理のお店でランチをご馳走になる。 夜はそこそこの値段はするのだけど、ランチは900円から1000円とお手頃。 その後は新宿のケンジタキギャラリーへ、「塩田千春展」を見に。 ケンジタキギャラリーは名古屋にもあって、7年程前に友人から教えてもらい知ったギャラリー。 わりと自分好みの作品を扱っているので、できるだけ気にして見に行ったりしている。 塩田千春さんの作品は、ずっと一度直接見てみたいと思っていてようやく見れたと言う感じ。 やはり写真以上に想像力をかきたてられるようなインパクトがあってとてもよかった。 そのままその足で、東京オペラシティ・アートギャラリーへ。
「北欧モダン・デザイン&クラフト」展(~2008.01.14迄)を見に行く。
家具やインダストリアル系のデザインというのは、やはりヨーロッパのレベルが高いと思うが、こうして地域で区分して集められたものを見せられると、北欧系のデザインはかなり洗練されていると改めて感じた。 上手く表現できないが、「臭みがない」とでも言うべきであろうか。機能とデザインのバランスが「ほど良い」と思う。
旧露亜銀行 ― 2007/11/21

関内を散策中に見つけた建物。
近代の古典様式建築の中でも小ぶりなほうだと思う。 通りに面している正面と側面がほぼ同一のデザインというのが面白い。 ファサード中央入口の三角形ペディメント上の2本のイオニア式オーダーが特徴。 全体的に私好みなデザイン。 建物には工事ネットのようなものがかかっていて脇に「お知らせ看板」が貼られてあった。 どうやら、再開発地のエリアに入っていて、取り壊しになるのか。。? 結構しっかりした古典様式建築で、ちょっと取り壊しには勿体ないなぁと思った。 後でこの建物の事を調べてみると、案の定建築ガイドブックにも掲載されているような建物で、最初は露亜銀行の横浜支店として1921年(大正10年)頃に建てられ、設計者はバーナード・マイケル・ワード(明確ではない)。
露亜銀行の後、ドイツ領事館、入国管理事務所、警友病院別館という経緯を経て、平成8年以降実に10年以上も空ビル状態だったよう。 ともあれ、この建物をなんらかの形で残したような再開発計画であって欲しいと思います。
ZEST ― 2007/11/25

恵比寿駅から7,8分広尾方面へ歩いた大きい通り沿いで見つけた建物。 近代的なビルが建ち並ぶ通りで、その中にあって突然この規模の「古い工場のような建築物」であるから、かなり目立っている。 外壁の錆び具合がかなりいい感じで、窓の開け方や窓上部の庇のデザインも全体の印象を決定付ける要素として効果的な役割を果たしている。 ただ、開口部や庇なんかの細かいデザインは、あまりに整いすぎていて意図的なものを感じる。もしかしたら、元の用途から店舗にリノベーションする際、新たに付け加えられたものかもしれない。 現在はZESTというテックスメックス料理のお店が入っており、結構人気なお店のよう。 ちなみにテックス・メックス料理とは『TEXMEX料理=テキサス・メキシコ料理』の事だそうです。
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