江ノ島とサザン ― 2007/10/08

七里ガ浜から見た江ノ島の夕景。 観光・行楽スポットとなりはてた海岸でもやはり海は自然を感じます。 3連休の中日とあって17時頃でも人はたくさんいました。 ここ、2ヶ月くらいで江ノ電に2度乗りました。 いずれも仕事に近い用事ですが、やっぱりいい電車だと思います。 不思議と藤沢あたりに近づくと、頭の中にサザンの曲が流れます。 特に、ファンと言う訳ではないのですが。。。 サザンと江ノ島はそんな私の脳ミソの中にもセットで焼き付いている。 他の人達もそうなのかなぁ。。。
鎌倉高校前駅 ― 2007/10/09

江ノ電の『鎌倉高校前駅』。 テレビでも何度か紹介されていて有名。 もう10年くらい前に新潟県の柏崎市にある『青海川駅』に行った事がある。 こちらも「日本で一番海に近い駅」として有名。 『青海川駅』は砂浜に駅舎が据えられている。という感じで本当に海が目の前。 『鎌倉高校前駅』は、残念ながら国道を挟んでいるので、物理的な距離はやはり『青海川駅』に負ける。駅舎の規模も、記憶では『青海川駅』の方がもう少しだけ大きかったような。。。 ただ、両駅とももう風景の一部となっている。 この場所、このロケーションで駅舎のデザインとしては、もうこれ以上ない回答。 ちなみにこの駅の背後の斜面には小さな墓地があって、駅舎から直接そこに入ることができる。 墓地―駅舎―線路―国道―海 という関係性がとても身近に感じることが出来る面白い場所。
もし、墓地―線路―駅舎―国道―海 の順番だったら。。(事故の事を考えるとこっちの方が人の動線としてはリスクが少ない。)。。。。全く魅力のない駅になってしまう。
駅は電車を待つ場所だけど、この駅では来た電車にすぐ乗るのがなんだかもったいない。
黒川紀章 ― 2007/10/13

黒川紀章さんの訃報には、正直驚いた。 年齢的には、そんな事もありうる歳ではあるのだけれども、ここ最近のメディアを通した姿からは、そんな事は微塵も感じさせないヴァイタリティを持っているように見受けられた。
都庁選出馬以来、ここ1年くらいは別の意味(建築とは別という意味)でマスメディアを賑わしていて、建築とは関係ない知り合いからも「変わってる人だね。」「変な人だね。」などとよく言われた。別に私は黒川さんと知り合いと言う訳でもないのに。。。 それだけ、ここ1年で一般の人にとっても身近に感じる存在になっていた。という意味ではいい事だったとは思う。 さて、黒川紀章さんは名古屋出身で、私も名古屋出身という事から子供の頃から建築家・黒川紀章の名前だけは知っていた。当時から恐らく日本では最も知名度の高い建築家だったと思う。 大学で建築の勉強を始めて、建築家の作った建物という認識で観た一番最初の建築が、記憶では『名古屋市美術館』(上記写真)ではなかったかと思う。 やっぱり明らかに街のなかで見る建物とは違う。単純に「カッコイイ」と思ったような気がする。 今でも『名古屋市美術館』は、動線処理の上手さといい、黒川作品を代表する秀作だと思う。 最近では、今年東京・乃木坂にオープンした、3次元的にうねったガラスのファサードが強烈なインパクトを放つ『新国立美術館』が話題になり、常にヴァイタリティにあふれる作品を創り続けて来たエネルギーは、「世界的な」という形容詞を付けるにふさわしい建築家だと思います。
長屋倉庫 ― 2007/10/14

江ノ島近くの海岸沿いで見つけた5連長屋風の倉庫。 海に向かって緩やかに傾斜する地面に沿って各ユニットを置いていったような建物。 5つのユニット全てに、(地面との関係も含めて)出来るだけ平等な条件を与えようとした結果なのか。 地盤面の傾斜がそのまま立ち上がったような、面白いフォルムだと思う。
長屋倉庫_2 ― 2007/10/14

反対側からの写真。
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